2023年4月23日(日)に「第6回定期総会と第7回講演会」がありましたので報告致します。

1.小山田信茂公顕彰会第6回定期総会

 会場:大月市民会館4F視聴覚室 

 受付12:30〜 開始13:00〜14:00

 出席者 会員:29名 委任状:28名 
 計57名で過半数以上で総会成立しました。

 会員数:65名

 議題:5件 承認いただきました。 

 資料:第6回定期総会、会報:岩殿山

 新加入者:3名 会員68名

2.第7回講演会 14:10〜15:30

 講師:松本憲和様

 演題:「武田家滅亡研究の現在」

 資料:レジメ配布

 参加者:34名

3.四国土佐紀行報告』15:40〜16:20

 説明者:島崎副会長、折笠

 資料:プロジェクターにて説明

4.『懇親会 17:00〜 浜野屋

 参加者:10余名

 

折笠の感想

定期総会はコロナ禍により3年間中止とされていましたが、今年復活致しました。

小生はちょうど一年前に入会しブログ担当として主に技術を担ってきました。

今般、光栄にも副会長に昇進致しました。(スピード出世です 笑)
現在、副会長さんは4名おられますがその仲間入りです。

小山田信茂公顕彰会の目的は戦国時代に郡内領主であった小山田信茂公と
小山田氏一族の事績を顕彰し広くその功績を後世に伝えてゆくことにあり、
ひいては「まちおこし」「まちづくり」に貢献することにあります。

江戸時代に出された「甲陽軍艦」で、信茂公は武田家を滅亡に追い込んだ
裏切り者とされたために、小山田逆臣説が通説となってしまいました。
それが誤りであったと半世紀以上前から指摘され近年多くの研究者の検証により
通説は覆されました。

それでは総会に当たって小俣会長の御挨拶文です。

『コロナ禍における社会的閉塞感・ロシアにおけるウクライナ侵攻・更には
 安倍晋三元首相殺害事件における旧統一教会問題等々、それに岸田総理
 の言葉、「防衛費増加」何やら昔歩いた道へ三分の一歩程、足を動かし始めた
 ような各メディアの論調、さらに物価高騰、このような社会的情勢の中でも、
 本会は、初期の目的達成に向けて、この一年間活動を続けてまいりました。
 (会員会費での活動・どこからも補助金は頂いておりません。)
   ・・・・   』

松本憲和氏(小山田信茂公顕彰会の相談役、武田家旧温会理事)による
講演「武田家滅亡研究の現在」は大変興味深いお話でした。

今まで断片的に理解していたものがスルーで理解することができました。

歴史はロマンだと小生は思っていますが、また別の断面「歴史は論理学」
つまり古文書や現地現物より一つ一つ謎を論理的にひも解いていくと
いうことが講演からとても良くわかりました。

そして、島崎副会長と折笠が先日高知に行った「土佐紀行」について報告をしました。

報告の内容は
『3月10日(金) ❶淡路島経由の移動 ❷仁淀川(によどがわ)町長への表敬訪問
3月11日(土) ❸史跡巡り ❹ 「生天目(なばため)の陣」講演会参加 ❺懇親会参加
3月12日(日) ❻しらなみ海道&岡山経由の移動

 生天目の陣(なばため) 」講演会のポイント (これぞ 武田勝頼土佐の会の研究主旨)
 ・天目山で亡くなった武田勝頼親子は影武者で真田経由で千葉から船で土佐に逃げた
 ・もともと土佐は神社など諏訪との繋がりあり言葉などで共通する点がある
 ・また源氏繋がりで明智光秀が本能寺の変(勝頼を逃がすため)を起こし、武田水軍が
  勝頼を助けた
 ・その後勝頼は名前を「大崎玄蕃(おおさきげんぱ)尉」と変名し、この地で26年ほど活躍し、
  西暦1609年64歳で逝去(せいきょ)された
 ・この仁淀川町周辺には一族の墓所を含めて多くの史跡や物証等が残されており、その他
  今に伝えられてきた「玄蕃おどり」や「玄蕃太鼓」などの地域芸能も残されている』

そして、参加した6名の感想を集約すると
『 1.何処の地区にも、自分の町に住んでいる誇りと自負がうかがえた良い紀行でありました。
 2.歴史的な認知と言うことは、覆すことに相当な量(知識・資料・口承伝承等々)と時間
   (知らない方に知っていただくための機会等)とが必要である事が理解出来ました
 3.地区の特徴を各自が知って、それを誰もが口に出して説明できる町作りが必要で
   ある事が、より大切である事を身を以て知りました。
 4.約1800キロメートルを紀行している間に、役員間にこれまで以上の連帯感が
   生まれたと感じました。
 5.生天目の陣(なばためのじん) 大月でもこれに変わる何かを立ち上げたいと思いました。
   参考に、小山田信茂公・松姫様合同供養祭を、市内文化芸術等関係者の文化発表会の
   場に出来たらと思っております。』

16時20分無事定期総会は終わり、急いで片づけて懇親会の会場濱野屋に向かいました。

ここではいつも以上に盛り上がり、楽しい宴となりました。

小生もいつも以上に酔っぱらって、帰る頃には記憶がほとんどございません。

以上、課題を一つ一つ熟していくことはとても充実感があり、少しずつ成長できている
ような気がします。