1.はじめに

2023年8月5日(土)、第40回かがり火市民祭りが開催されました。

このお祭りは、小山田信茂公の遺徳をしのぶ、岩殿山かがり火祭りを継承し、大月市民の         手作りで行われる夏祭りです。

小山田信茂公顕彰会は準備万端、以下のイベントに参加致しました。

1.三嶋神社でのお祓いに出席、市長をはじめとして要人、実行委員長、大月市の各長が出席

2.夕方「街頭パレード(まつり街道)」御神火の護衛として小山田甲冑隊が一緒にパレード
  駅前信号機~誠実堂(折り返し)~小学校グランド
  甲冑隊は加藤リーダのサクトG9名と顕彰会4名の混成

3.夜「ステージパフォーマンス」小学校グランドの舞台で演武
   出演は加藤リーダのサクト隊9名
   演技は舞台のトリで20:30~20:45まで

4.小山田ブース設置 15時~21時  
 ブースにスクリーン設置し映像「信茂と勝頼」映写。兜を被って記念撮影
 論集1~4と夢酔藤山先生関連の本と松本相談役著書の販売、パネルで信茂公関連紹介、他

それでは、それぞれ役員が分担したイベントについて報告致します。

  

2.小山田甲冑隊出陣

小山田甲冑隊の担当は武田和春副会長、島崎晋一副会長です。

武田副会長のレポート

島崎副会長の感想

昨年計画では今年と同じ縮小開催で、消毒・監視場所が多かったので

盛り上がりを心配しましたが、結果中止でした。本年はパレードコースが

昨年の計画同様半分でしたが、工夫により催しが以前より見やすくなってい

たように思います。やっぱりマスク無しで消毒をあまり気にしなくてよいのは

気分が良いです。

鎧を着てパレードに参加し、ブースの留守番をしていたのでなかなか見れる

機会が少なかったので気がついたのはこんな処です。

  

鳥沢在住の井上和夫様の撮影写真

舞台大トリ サクト隊演技 ビデオ

全14分26分 画面右下の四角ボタンを押すと画面が大きくなります。

  

3.小山田ブース

担当は、溝口雄二副会長、顕彰会会員で小説家の夢酔藤山先生、そして副会長の折笠公徳です。

折笠が概要を紹介

備品搬送及び準備は11時から開始致しました。

準備途中に大雨があり、一時は開催も危ぶまれましたが本番の15時には晴天となりました。

ブースでは鎧兜も展示したり、5枚のパネル+英語版資料にて信茂公や顕彰会の説明をしました。

特に兜を被っての写真撮影は大好評でした。

武田信玄公の兜とエンジェルスの大谷翔平が被るような兜を準備しましたが、
両方共喜んでいただきました。

また,隣の笹子追分人形浄瑠璃とのコラボも最高でした。

また、展示パネルもわかりやすと好評でいろいろな方から質問がありました。

見学した知人の意見です。

『お疲れ様でした!
 パネルと鎧の存在感が、市民を祭りに導くが如くでした。
 顕彰会の展示は内容や使用機器や展示物で規模感があってとても素晴らしかったです。』

溝口副会長の感想

第40回かがり火市民祭りが4年振りに開催されました。大月市の市制69周年目に当たり、市内外から多数の方々が集まり賑わいました。地域伝統芸能の展示会では、市役所西側に笹子追分人形劇保存会などと並んで小山田信茂公顕彰会のブースを設置し、関連グッズを展示しました。今回は、武田信玄公の兜と、エンゼルスの大谷翔平がかぶる兜に似たものを用意したお陰で集客効果が上がり老若男女を問わず試着し、それぞれ記念写真撮りながら楽しんでいる姿をみて、家族や友情の和が広がり大好評でした。サクト代表加藤様始め9名の甲冑隊の演舞には、最期の勝頼公と信茂公の遣り取りの場面は感動的でした。最後に、皆で勝ち鬨を上げ終了しました。

顕彰会のメンバーが、一致団結して各自の役割を果たしたと思います。また、素晴らしい思い出になりました。誠にお疲れさまでした。

小説家夢酔藤山先生の感想

掲示したパネルを紹介

4.会長 挨拶

小俣公司会長の挨拶

甲冑隊サクト演武にお礼申します。
皆様、大変お疲れ様でした。また、ありがとうございました。
令和5年度大月市民かがり火祭りでの、おうとり縁起、素晴らしかった。
そこへ行き着く迄の間にも、小山田信茂公ブース前での何かにつけてのフォロー行動、観客の求めに応じて、積極的に対応して下さいました。
お疲れの処なのにいやな顔一つせず、笑みを浮かべて被写体となって下さいました皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
他のブースからどうしたらこんなにお客さんが集まるのかとわざわざ見に来てくれた方もおりました。
そうこうするうちに午後8時10分、舞台演武の前移動開始。それに合わせて私も移動開始しました。
舞台手前20メートルほどの処に知人がおりましたので、立ち話をしました。
サクトとの関わりは、とのことでしたので至って簡単に、本会の一番の協力団体です。
関係者は、とのことでしたから山梨県近県、東京、神奈川、千葉、埼玉辺りからの皆様、全てボランティアです。
演武終了、隊長の「エイエイオー」を三回します、
会場の方は後に続いてオー、それに合わせて拳を突き上げて戴きたい、隊長の掛け声に併せて、会場中の皆様が、拳を突き上げオー戸の掛け声、一糸乱れず拳を三回突き上げて下さいましたその様子に、小生、大感動、思わず目頭が熱くなりました。と同時に心の鼓動が早くなったことを、今思い出しましても興奮してしまいます。
ご協力戴きました会場に居合わせた多くの皆様の心が一つになった現れであると、言葉が見つからないほど興奮しました。
この様子を、郡内各地の皆様に知って戴きたい、小山田信茂様は「武田家を絶対に裏切っていない」四百五十年もの間、この時をお待ち戴けていた、更に通説を変えたい思いが募った演武と会場の雰囲気でした。
この様子を早く日本中の方に知って戴きたい思いが心の中で沸々と改めてわき上がってまいりました。

  

5.準備紹介

顕彰会では5月から準備を始めました。役員の中で分担を決め各々が責任を持って進めて参りました。

皆様の参考になるかと考え.一部紹介させていただきます。

6.終了後一日たって 小説家・夢酔藤山からいただいた挨拶文

小山田信茂公顕彰会 皆様

日頃よりお世話になります。

昨日はお世話になりました。特急の窓から、花火を楽しませていただきました。

思えばケーブルテレビからお声かけされるまでに、小山田家復権の気炎が確立することなど10年ほど前に勢津子氏から情熱のほどを切々と語られたときには、正直まだ考えてもおりませんでした。顕彰会という団体になったことで、小山田家自らが奔走されていたことが立場も格式も上った。そのことも要因のひとつだったかも知れません。

しかし、これはまだ、やっと土俵に、周りから背中を押されて立てるようになったに過ぎません。こういう状況が、本拠地である谷村でさえも出来上がって初めて

「郡内が織田の侵攻を、小山田公が身を挺して守られたのだ」

と、認識されたことになるはずです。大月がひとつの成果に完成した。次は郡内に声を拡げる番です。

とは申せ、急いで転ぶと元も子もない。これまでの積み重ねのように、じっくりと、丁寧に、次世代も上手に取り込みながら一緒に勉強していけたら何よりと、夢酔は思う処です。

今後とも皆様の獅子奮迅の活躍を、そっと支援できたら幸いです。

甲冑パフォーマンスはぜひ、ケーブルテレビで全戸に届けられたらと思うものです。そして身近に、いまも、歴史遺産は有効に活用されますことを心より願う処です。

いい報告を会長から小山田家当主様へ届けられますことを嬉しく思います。

先ずは御礼まで。

参考 藤山先生ブログ