時代小説を執筆されている夢酔藤山先生が、サイト「NOVEL DAYS」に投稿されている小説を紹介します。
1.夢酔藤山先生からいただいたメール
「郡内おやまだ散歩のお誘いagain」のネット連載が3月に終わってから、多方面へ作品を展開したり、新作準備をしたりで、何かと小山田信茂関連の事や、集まり事や、四方山から遠ざかっていた気がする。たぶん気がするだけで、小山田信茂公顕彰会をはじめとする皆さんからは、忘れられてはいない(と思いたい)。
が、何につけても、小山田に触れる作品は、南信州新聞連載作品「御所車-知久太平記-」にちょい登場させるくらいで、本当にご無沙汰状態である。
小山田信茂に対する世間の評価は、どう変わったのだろう。
山梨県は小山田へのフォローの風向きに転じたといわれるが、一部学者の定説も依然として強いから、風通しの善し悪しが最近全く分かっていない。
そういうことが、急に気になってきている今日この頃。
すっかり放置し話ではありますが、投稿サイト NOVEL DAYS に、小山田信茂や松姫といった人物を主役においた作品を掲載しております。
「光と闇の跫(あしおと)」6,900アクセス(2020.9.18現在)
「私本信松尼公記」6,000アクセス(2020.9.18現在)
すでに読み始めているという皆さま。ありがとうございます。
これらはあくまで小説と割り切り、設定や私見を差し引いたうえで、郡内のおかれた立場や小山田家の大きな存在を、会の皆さんにも知って頂けたらと云うことで会長にお知らせしました。そのうえでもっと広く皆様に周知できたらと願うところです。
部分的には納得のいかぬこともあるでしょうが、小説ですので、創意を含んだものと得心の上で、全体的な世界観を楽しんでいただけたらと思います。
必ず「定説は~」と食いついて来る輩もいるでしょうが、基本的には学術書ではありません。そういう苦言も飲み込んだうえで反応を期待したいと思います。
まだまだ小山田推しに終わりはございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
追伸。
当方ブログ内では里見家の朗読YouTubeも記載しています。小山田関連でも、そういう展開があれば面白いですね。
2.NOVEL DAYSとは
NOVEL DAYSは、自分の作家アトリエが創れる小説投稿サイトです。
見やすくシンプルなアトリエで自分の作品一覧を表示することができます。自由度が高く、自分がオススメしたい作品の並び替えも自在です。
また作品の投稿形態は非常に幅広く、一般的な小説投稿はもちろん、高機能なチャットノベル投稿や、他人と共同で作品執筆ができるコラボノベル投稿まで可能となっています。アプリのダウンロードが一切不要で、すべてのエディタがパソコン・スマートフォンの両方に対応しています。お好きな創作スタイルで、ちょっとした空き時間にも楽しんでいただけます。
3.小説「光と闇の跫(あしおと)」紹介
1)これまでのあらすじ
武田晴信は上田原で敗れたのちに武田の再起を志し、勝沼大善寺の勧進能を企画する。能奉行を任された小山田信有には気を許せぬ子がいた。その子の才覚を認めた武田信繁と山本勘助の推挙で、晴信は近習に取り立て小山田弥五郎の名を与える。弥五郎の出自には秘密があった。それゆえ父に疎まれていたことを、今わの際に語る信有。
弥五郎は武田家で頭角を表し、文武を学んでいく。
得度した晴信は信玄と号し、川中島の死闘に臨むが、この血戦はほろ苦い結果だけが残された。信繁も、勘助も討たれて死んだ。信繁から託された諱を、信玄は弥五郎に与える。小山田信茂の誕生だった。
漂白民(わたり)と武士の血に葛藤する信茂。上ナシの漂白民を従わせる織田信長。義信事件の余波で小山田弥三郎信有が罪状明白となったが、信茂は病死扱いでこれを匿う。信玄はこれについてみて見ぬふりをした。
信玄は西へと軍勢を動かすが、漂白民を采配する信長家臣〈弥右衛門の子〉の刺客により命を奪われる。後継者の勝頼と武田家御親類衆・譜代重臣の間には、不協和音が漂っていた。運命の長篠。武田家の失った人材は何物にも代えがたいものだった。小山田信茂の双肩に重い責務、それを支える筈の人材が次第に欠けていくなか、遂に織田の大軍が甲斐へと雪崩れ込んできた。
2)目次
完結 全27話
2021年06月29日 12:00 更新
光と闇の跫(あしおと)|一般小説作品詳細|NOVEL DAYS (daysneo.com)
4.小説「私本信松尼公記」紹介
1)あらすじ
武田信玄の姫・松姫。
滅びゆく里、滅ぼしに来るかつての許嫁。幼き姫を守りながら強く生きていく姫を支えたものは、何だろうか。生きていく力に溢れた、新しい松姫像を描いていく。姫の生きる戦国、そして泰平への道。現代人は、彼女から何を学ぶ。
2)目次
完結 全31話
2021年11月21日 00:00 更新